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Sunday, May 20, 2012

長時間労働は悪なのか?

Posted by ENNA on 2008 年 1 月 25 日

ワークライフバランスという概念は、元々、能力のある女性が結婚・出産により一時的に職務を離れるという現実から生まれた発想であり、考え方です。

日本で言えば、ワークとライフのバランスを考えると言っても、男性が長期の育児休暇を取得するという考え方を好意的に捉えているかというと、そのような企業はほんのわずかです。そして、家族のために早く帰れない会社は悪という発想自体は理解できるのですが、ワークライフバランスのライフ(家族との生活という意味ですが、日本ではプライベート?)をいかに充実させるかという点については、個人によって認識が異なるように感じています。

例えば、長時間労働もそうですが、そもそも長時間労働をするということが悪なのかどうかも分からないのです。

それは、うつ病のカウンセリングを行う時にも感じることなのですが、長時間労働そのものが「うつ状態」を生み出すのではなく、長い時間に渡り「自分の意思と反する行動を強制されること」が根本的な原因ということなのです。

ワークライフバランスを考える時に「自発的な行動」や「充実感を得られる行動」は、時間的な概念とは関係なく、個人のモチベーション達成感を高め、ビジネスへの意欲を高めることにつながるので、労働時間という枠組みだけで理解を行うということは課題が残ると考えています。

逆に、本人の意思を確認せずに長時間の労働を強要することは、人材管理の観点から重大なリスクを抱えることを、組織管理者は理解する時代となっており、また、長時間労働が善であるという組織文化を持っている企業は、数年の時間をかけてでも、成果を定め追求する組織文化への変革が必要になっております。

最後に、年功序列型で長期雇用を定めている企業は、研修よりもOJTを重視するために、長時間労働になる可能性が高いということを理解しなければなりません。

長期雇用という点において、現場組織内において現場のペースで育成するという点は、日本の経済力を支えた重要な力でもありますので、そこは自分自身が組織で生きていくのか、個人で生きていくのかという基本的なスタンスを明確にすることで、過剰なストレスを感じずに済むこともあります。

個人の力で生きていこうと考えれば考えるほど、自分自身を高める強迫観念にかられて労働時間が延びていくという事実は紛れもない事実なのです。





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