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GertnerやIDC Japanなどの報告書を見る限り、2008年のトレンドは、内部統制対応のITセキュリティではなく「グリーンIT」ということになっています。
2008年4月に施行される『金融商品取引法』に対応するための「モニタリング」業務が隆盛を極めるかというと、今年はそうでもなく、地球温暖化に対応するための電力消費量の少ないコンピュータの開発や、システム開発などへの投資が強化されるとしています。
新しい技術開発にとどまらず、グリーン投資やクリーン投資といった新しい分野が強化される流れにあると言っていいようです。IT技術は、業務効率化に向け ての方策の一つしてこれまで導入されてきましたが、実際にユーザー側からすると勤務時間が半分になったというような効果は現れていません。
しかし、グリーンITは明確な指標をもって遂行されていきますので、今後、企業のシステム導入やシステム更新といった『京都議定書』対応のチーム-6%に対応する様々な開発が予想されるわけです。
視点を変えて、労働者側の観点から見てみると、IT業界は「3K、4K、5K、・・・9K」と際限なくネガティブなイメージが広がりつつあります。それに呼応するようにIT業界を目指す方は減る一方。
実際にそうなのかといえば、そうとも言えるし、そうではないとも言えます。
まず、きつい、厳しい、汚い、帰れない、という現状はIT業界に限ったことなのか?ということがあげられます。一般的に、営業職はそのどれもクリアしている十分にきつい仕事です。金融系でもサービス系でも、コンサルティング会社でも厳しいです。
国家公務員などは最たるものでしょう。国家公務員にしてみると、労働基準法の適用外ですから残業代という概念がありません。彼らは雇用ではなく任用だからです。
逆から言えば、労働基準法を遵守していれば「働き損」ということはありませんし、厳密な労働時間管理で残業のない働き方と言うのであれば、昼の1時間以外 はマシーンのように働かなければならないということにもなります。労働時間中の余裕を時間外でカバーする。そんな余裕の持ち方も一つの働き方かもしれませ ん。
最後に、労働環境を悪化させる一つの原因としては、IT業界の受注構造がゼネコン化していることがあります。プロジェクトがどんどん細分化されて、利益を 抜かれて、絞りかすになった案件が下に降ってくる構造なわけです。そして、そのような案件が派遣会社やフリーランスに集まってくるわけです。
きつく、厳しく、帰れない状況は構造的な欠陥ともいえます。
なので、正社員として、より上流に関わっていくべきですし、それに耐えうる経験とスキルを磨き続けなければなりません。
現在、オープン系システム開発に関連する案件が大量に出回っています。
但し、複数の会社が人材がいれば対応できると採用を活発にさせていますので、IT業界の求人数と実際の人員枠には誤差が生まれているようです。そんな話を、古巣の株式会社インテリジェンスの部門責任者と話しています。
しかし、有効求人倍率という見方をした場合、IT業界における採用熱はまだまだ熱く、各社のどから手が出るほど求めています。そして、その多くの求人が正社員採用や契約社員採用となっています。
当サイトは、あくまでも正社員に向けてのキャリアプラン構築とその実践を後押ししますので、現在、IT業界で苦しんでいる方からすれば、そんないいことばかりではないと言われるかもしれません。いや、言われます。
実際に、当社のメンタルヘルスのポータルには、IT業界やベンチャー企業での多忙な勤務で心を病んでお休みしたいと悩まれている方々が集まってきていますので、否定はできません。
2007年以降、もっとも多い求人は「未経験PG、SE」のように感じています。実際にスキルのある人材を採用しないというわけではなく、経験がない方でも、会社で教育をしながら(厳密にはOJTがほとんどですが)、一人立ちできる人材への成長を支援しています。
基 本的には、IT業界というとシステム開発(プログラミング)と考えられがちですが、実際はそんなことはありません。システムの開発に付随して、システムの テスト、保守・運用サポート、新規システムの企画・提案など幅広い仕事があり、全職種で厳しい状況になっているわけではありません。
また、WEB系・オープン系システムは、モジュール化されているものも多く、全てを英数字の羅列で開発する時代ではなくなってきています。言語が分かることは重要ではあるのですが、その前にシステムの仕組みを理解する必要性が高まってきています。
この変化が、未経験者での採用を積極的にしている一因でもあります。
さて、IT業界での業務経験は何に活かせるのでしょうか?
ITリスクマネジメントの会社で人事を経験してきた人間として伝えられるとすれば以下の通りです。
- 物事をシステマチック(構造的)に考えられるようになる
- プロジェクトコントロールによって、仕事を効率的に行えるようになる
- 仕事が短期的に片付いていくため、成果を追求する思考が養われる
- ITを理解できないコンサルタントや企業幹部は、今後淘汰される
ITの仕事の大変なところは、上記2にあるプロジェクトコントロールを行える人材が少ないというところにあります。このスキルが高まらなければ、3K職場は改善されないでしょう。
今後、CMMIやPMP・PMBOKなどが重視されるようになるかは分かりません(実務に落とし込むのがなかなか難しいためです)が、逆に、基礎力としてプロジェクト管理能力を身につければ、新しい仕事にシフトできる可能性は高まります。
株式会社インテリジェンスにてIT業界向け人材紹介事業を担当し、その後ITリスクコンサルティング会社で人事を担当してきた経験を踏まえて、IT業界でのキャリアプランは大まかに以下のようになると考えています。
| エンジニア |
→ |
PG |
→ |
PL
(例外:PGスペシャリスト
又は営業) |
→→ |
PM
(例外:PGスペシャリスト
又は営業) |
| → |
SE |
→ |
| → |
コンサルタント
IT営業
管理部門 |
→ |
企業幹部 |
コンサルタント
IT営業 |
→ |
→ |
IT営業
管理部門 |
→ |
上記IT業界での仕事内容と経験の活かし方に加えて、それぞれ必要なスキルがあります。
- PG : 開発内容とアウトプットを繋ぎ合わせる想像力と構成力と緻密さ
- SE : クライアントのニーズを聞き出すコミュニケーション力
- PL : プロジェクトの進行状況を都度確認する注意力と管理力
- PM : プロジェクト予算(人、もの、金)と実際のプロジェクト状況の刷り合わせと実行・修正
- コンサルタント : クライアントニーズを形にする技と業
- 企業管理部門 : 社員とのコミュニケーションと対応する確固たる知識・経験・ノウハウ
- 企業幹部 : 決断力と管理力
それぞれの役割やフェーズに合わせて自分自身を変えていくことができる人材だけが生き残っていくことになります。
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IT業界でのライフプラン(正社員vs派遣社員vs業務委託) |
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結婚や家族について考えていますか?
もし考えているのであれば、今は目先の数十万円よりも、正社員としての地位が重要です。
何故か。
理由はたくさんあります。
- 次の会社でも正社員になれる可能性が限りなく高い
- 派遣社員のように3ヶ月毎に契約解除される不安を持たない
- 賞与があり、ローンが組める(車や家が買える)
- 有給休暇がある(各月の日数で給与が変動しにくい / お盆や正月など)
- 結婚相手やその親から心配されにくい(個人差はありますが)
- 労働基準法は、正社員を積極的に守る(派遣法は抜け穴がたくさんあります)
理由はもっともっとありますが、まずは一人の労働者としてその地位を確立し、社会的な信用を得るには正社員になっておくことが重要です。
正社員になると言っても、会社が未来永劫繁栄するとも限りません。
正社員になったとしても、会社が労働関連法令を遵守するとは限りません。
今から国家資格を取得して、会計士や税理士や弁護士になろうと考えるわけにもいきません。(社会保険労務士はお勧めなのですが・・・)
そして、スキルや経験を平等に評価できる数少ない職種であるIT関連職種は、様々な勤務に対するリスクに有効な手立てとして考えられます。それは、医師や弁護士、看護師、会計士が職に困らないのと同じです。
IT業界は、自身の経験がそのまま資格のように通用することがあります。これは、管理部門でも言えることですが、管理部門の経験は企業規模に左右されますから、他の会社ですぐに使えるかというとそうでもないのです。
ですので、何をやればいいのかわからない。どんな仕事が向いているのか分からないというのであれば、なおさらのこと、IT業界は魅力的な業界だといえます。もちろん、メンタルヘルスの管理は怠らないことが重要ではありますが・・・。
より詳しい情報が必要であれば、当サイトへご登録の上、GroupRoomで提供しているキャリア・カウンセリングに触れてみてください。 |